会社の人間関係の公式
インコさんと暮らして85日。
今日のインコさんは、ちょっと違った。
飼い主は、いつものように、放鳥するためにケージの入り口を開けて、手のひらを上にして差し入れる。
いつもなら、インコさんは、すぐに乗ってくるのに、今日はなかなか乗ってこなかった。
少し待っていると、乗ってきた。
後は、いつもと変わらない。
飼い主の手に乗り、飛び周り、あちこちかじる。
食欲もある。
すぐに出たい気分にならなかっただけ?
生き物だから、いつもと同じではいられない時もあるよね。
そんな生き物に比べると、会社は、機械的。
いつも変わりなく営業しなければならない。
とは言っても、会社は生身の人が動かしている。
会社は、いつも同じに仕事をできない社員に、いつも変わらずに仕事をすることを求める。
だから、社員は歪んでしまうよね。
社員は出社したら、数時間、場合によっては8時間も、ほかの社員と顔を突き合わせたり、同じ仕事を協力して仕事をする。
だから、同僚や上司を嫌いになると、悲劇。
会社はつらい場所に早変わりする。
じゃ、社員は家族とばかり、アットホームな人間関係がいいかと言うと、そうでもない。
プライバシーまで、際限なく、会社の人たちに知られるのは、うっとうしい。
公私混同は、コンプライアンスの問題の温床になってしまう。
いっそのこと、好き嫌いの感情をなくしてしまえばよくない?
会社に入ったら、仕事モードに変わり、社員全員が、一斉にモニターに釘付けとなって、コンピュータのキーボードを打ちまくる。
ちょっと、疎外感。
そもそも、一律に他人を考えるのが、
誤っている?
飼い主のこんな点にも、融通の効かない発達障害を疑ってしまう。
「他人に気をつかい過ぎることなく、
自分に割り当てられた仕事をしっかりこなして、会社の役に立つ」
その事だけ忘れずに、理性的でいれば、
会社の人間関係は
なんとかなると思う。
