他人の理解2
インコさんと暮らして44日
放鳥は、朝と夕方の2回。
昼間、家にいたら、ランチの後に、もう1時間。
生活のペースが決まって、落ち着いて生活できるようになった。
動きを見ていると、オスのようだけど、言葉は出てこない。
外から聞こえる野鳥のさえずりに、応える鳴き声が可愛いので、まぁいいかな。
放鳥すると、飼い主の手や肩やあたまに乗る。
鳴くより、じっと主を見つめたり、かじる。
特に爪はかじられる。
「鳥なんだから、もっと、飛べばいいのに」
インコさんの気持ちは、飛ぶよりも、主と遊びたいらしい。
手間がそんなにかからないお世話だけで、
こんなに思っていただけて、本当に嬉しい。
人間関係も、インコさんみたいにシンプルだったらいいのだけれど。
そんなことを思っていたら、
急に、暖かさを指に感じる。
米粒3粒か4粒ぐらいの大きさの
ふんがついてた。
臭いは感じない。
鳥は、おしっこも同時にだすけれど、
水滴になってしたたる量もない。
なので、あまり汚いとは思えない。
固まらないうちに、拭き取り掃除をする。
鳥は、飛ぶために、いつも軽量でいようとするから、いつでも、どこでも排泄する。
トイレの場所を覚えさせるのは、不可能。
だったら、どの位の頻度で、フンをするのか、観察してみた。
すると、15分から、25分の間隔だとわかった。
見つけたら、すぐに掃除。
ティッシュペーパーの減りが早いと思っていたら、こんな理由があったのね。
「ひょっとしたら、もっとあるはず」
窓枠や、キャビネ、床の隅を見ると、
ポツポツ、点々と、白い点を発見。
掃除をもっと丁寧にしないといけないなぁ。
新しい習慣づけをしなくちゃ。
インコさんの影響で、また、一つ自分が変わる。
またもう一つ、インコさんへの理解が深まって嬉しくなる。
知りたい、わかり合いたいと思って、自分が変われることで、
人間関係も上手くいくのかもしれない。
